使徒行伝 27 章(全 44 節) 11 節から 21 節まで

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使徒行伝 27 章 11 節
しかし百卒長は、パウロの意見よりも、船長や船主の方を信頼した。
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使徒行伝 27 章 12 節
なお、この港は冬を過ごすのに適しないので、大多数の者は、ここから出て、できればなんとかして、南西と北西とに面しているクレテのピニクス港に行って、そこで冬を過ごしたいと主張した。
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使徒行伝 27 章 13 節
時に、南風が静かに吹いてきたので、彼らは、この時とばかりにいかりを上げて、クレテの岸に沿って航行した。
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使徒行伝 27 章 14 節
すると間もなく、ユーラクロンと呼ばれる暴風が、島から吹きおろしてきた。
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使徒行伝 27 章 15 節
そのために、舟が流されて風に逆らうことができないので、わたしたちは吹き流されるままに任せた。
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使徒行伝 27 章 16 節
それから、クラウダという小島の陰に、はいり込んだので、わたしたちは、やっとのことで小舟を処置することができ、
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使徒行伝 27 章 17 節
それを舟に引き上げてから、綱で船体を巻きつけた。また、スルテスの洲に乗り上げるのを恐れ、帆をおろして流れるままにした。
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使徒行伝 27 章 18 節
わたしたちは、暴風にひどく悩まされつづけたので、次の日に、人々は積荷を捨てはじめ、
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使徒行伝 27 章 19 節
三日目には、船具までも、てずから投げすてた。
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使徒行伝 27 章 20 節
幾日ものあいだ、太陽も星も見えず、暴風は激しく吹きすさぶので、わたしたちの助かる最後の望みもなくなった。
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